QAエンジニアとしてのスタート地点を振り返ってみる
はじめに
なんだかんだスクラムチームでのQAエンジニアとしてのキャリアが4年目になったので今回のエントリーを書きました。
そういえばブログを書いているけど、自己紹介すらままならないのでこの辺で自分語りの記事も入れておくって側面もありつつ、
これからQAになる人に向けて、話すことを今のうちから貯めておこうっていう企画です。
QAエンジニアになったきっかけ
2014年の末、それ以前は常駐してBPOサービスを提供するSEとして運用業務・受け入れテストなどを2年半ほど業務に従事していました。
そんなところにスクラム開発でQAを探しているというお誘いがありました。
プロダクトオーナーがテスト&受け入れを行って、多忙ゆえに十分なテストが行うことができないことに課題感を持っていたっていうのが始まりです。
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若くて勢いがあったのと、テスト&運用業務を通してドメイン知識のあるということで自分に白羽の矢が立ちQAとしてのキャリアが始まりました。
今思うとマネジメントな人が多い会社だったのもあり、運用プロジェクトのリーダーになるかなぁとか漠然と思っていたけど、テストで生きていくようになるなんて思ってもいなかったなぁという感じです。
最初のミッション
当時の自分に課せられたミッションをまとめると下記だったような気がします(チャレンジも含む)
- 受け入れテストの実施
- テストプロセスの改善
- 品質の向上
- テスト自動化
一番最初のMTGで「アジャイルテストの4象限」と「テスト自動化のピラミッド」の図を見せてもらったことについては今でも覚えています。
これから先、アジャイルQAを育成する機会があれば、まずこれを見せてあげようかなぁとか思います。
役割分担
これは実践アジャイルテストの図に方針を書き足したもの。
まずは最初に「受け入れテストの実施」など手動の領域を担当するのが最初のミッション。
将来は手動と自動の左上の領域もQAに任せていきたいという内容だった(と思う)。
それぞれの4象限について誰がメインで担当していくかを明示してくれたのでわかりやすかったと思う。
改めて思い返すと成長した時に期待する姿もしっかり言及しているし、心の中にこの図はいつもあります。
自動化戦略
こちらは自動化戦略の説明のために。
チームの自動化戦略として山の登り方はこうやって進めるという内容でした。
最小構成で作ったピラミッドを順々に大きくしていく…という文脈でGUIテストの自動化から最初に着手する必要があり、自動テストのシナリオを作ってくれってのもQAになりたての頃にやりました。
…そして当時作ったケースがその時入ってきた新人君にボロクソに言われるのだった。
当時のチーム構成
- プロダクトオーナー
- スクラムマスター
- エンジニア(7人)
- QA(1人)
当時のチーム構成はこんな感じ。
チームの方針は「分からないからこそ、型を意識する」みたいなチームでした。
まずは型を守って、少しずつ破っていき、ある程度したら型から離れていくみたいな進め方だったので初めてのスクラム開発としては馴染みやすいチームでした。
あとはスクラム開発自体を導入する最初のチームだったので各社が肝入りのメンバーをそれぞれぶつけてきた感じのチームだったのですごい人が多かったなぁ。。。 開発チームの一員で役割が違うだけという括りだったのですべてのセレモニーや会議に参加していたので本当によかった。
はじめに頑張ったこと
社内で初めてのQAだったのでモデルとなるキャリアパスがなかったので、当時が頑張ったことは下記です。
JSTQBの資格取得
テストの専任・プロなのでいろいろ調べて真っ先に取ろうと思った資格。
勉強してみると日頃の開発で使えそうな知識がたくさんあったのでオススメしたい。
界隈の勉強会の参加
テストの自動化やアジャイルテストに関わりそうなものは足を使って情報収集した。
いろいろ勉強会で分からないことを質問したら、同じような境遇の人と連絡先を交換したりしてこれはこれでよかったかも。
おわりに
当時のことを思い出していろいろ書いたので、また思いついたらここを直していきます。
そう考えるとまるまる3年はやってるのでそこらへんの整理は定期的にやるべきだと改めて思いました。
教えるのが下手くそな自覚はあるので次教える機会が来る近い未来までにはある程度形にしたいと思います。
オチ、書いた人の現在の雑な自己紹介(読み飛ばしてOKです)
私、riririusei99!QAエンジニアだよ! 最近転職してきたけど、憧れて入った先輩エンジニアがどんどん偉くなっちゃって、さぁ大変! ひょんなことからスクラムマスターも兼任することになって…どうすればいいの?? 次回、「ドキドキ☆スプリントプランニング」 お楽しみにー!
終わり